1. 冒頭メッセージ
「現場のリアルが聞きたくて、座談会に参加しました」
──その気持ち、わかる。
でもごめん、それ**“リアル”じゃない**かも。
その先輩社員、誰が選んでると思う?
人事が「安心して話させられる人」を選んでるんです。
2. 「先輩座談会」は、“見せたいリアル”しか出ない
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どんな社員が出るかは、人事が100%コントロール
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ネガティブなことを言わない・学生対応に慣れてる人しか出さない
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よくある“優しい雰囲気の社員”=選ばれしエース人材
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裏で「この質問が出たらこう答えてね」とすり合わせていることもある
3. なぜ“本当の現場社員”は出てこないのか?
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「言っちゃいけないこと」をポロっと話すリスクがあるから
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ブラック部署や体育会系な上司の下で疲弊してる人は、当然表に出せない
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「学生が不安になるようなことを避ける」のが人事の役割でもある
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→ 結果、“リアル風”に見えるけど、実態は広報用コンテンツに過ぎない
4. 座談会で見抜ける“違和感”を見逃すな
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話している内容より、「誰が出てるか」「どう答えてるか」に注目
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どの企業でも同じような綺麗なことを言っていないか?
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質問に対して「答えを濁す」「エピソードが薄い」なら要注意
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逆に、ちょっと空気を壊すような“本音トーク”が出てきた企業は信用できるかも
5. 学生が持つべき視点
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座談会は“参考程度”。真に受けすぎないこと
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「こういう情報を伝えたい企業なんだな」と“編集意図”を読む
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可能であれば、OBOG訪問や長期インターンで、実際の現場を見に行く努力を
🔚 最後にひとこと
座談会に出てくる“良い人”たちは、演出された“正解”の答えを持っている。
本当のリアルは、自分の足で拾いに行くしかない。