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人事⑨:「座談会で“リアルな声が聞ける”」は幻想。出てる先輩、選ばれてます。

職種紹介

1. 冒頭メッセージ

「現場のリアルが聞きたくて、座談会に参加しました」
──その気持ち、わかる。
でもごめん、それ**“リアル”じゃない**かも。

その先輩社員、誰が選んでると思う?
人事が「安心して話させられる人」を選んでるんです。


2. 「先輩座談会」は、“見せたいリアル”しか出ない

  • どんな社員が出るかは、人事が100%コントロール

  • ネガティブなことを言わない・学生対応に慣れてる人しか出さない

  • よくある“優しい雰囲気の社員”=選ばれしエース人材

  • 裏で「この質問が出たらこう答えてね」とすり合わせていることもある


3. なぜ“本当の現場社員”は出てこないのか?

  • 「言っちゃいけないこと」をポロっと話すリスクがあるから

  • ブラック部署や体育会系な上司の下で疲弊してる人は、当然表に出せない

  • 「学生が不安になるようなことを避ける」のが人事の役割でもある

  • → 結果、“リアル風”に見えるけど、実態は広報用コンテンツに過ぎない


4. 座談会で見抜ける“違和感”を見逃すな

  • 話している内容より、「誰が出てるか」「どう答えてるか」に注目

  • どの企業でも同じような綺麗なことを言っていないか?

  • 質問に対して「答えを濁す」「エピソードが薄い」なら要注意

  • 逆に、ちょっと空気を壊すような“本音トーク”が出てきた企業は信用できるかも


5. 学生が持つべき視点

  • 座談会は“参考程度”。真に受けすぎないこと

  • 「こういう情報を伝えたい企業なんだな」と“編集意図”を読む

  • 可能であれば、OBOG訪問や長期インターンで、実際の現場を見に行く努力を


🔚 最後にひとこと

座談会に出てくる“良い人”たちは、演出された“正解”の答えを持っている。
本当のリアルは、自分の足で拾いに行くしかない。

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