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会社説明会に参加する就活生のどこに注目しているのか?

就活リアル

 「会社説明会で就活生のどこに注目している?」
”説明会も就活生を見極める場”なのです!参加する上でぜひ頭に入れておいてください。

注目しているポイントは、以下の6つです。
近年、対面の他、オンライン開催も増えてきましたが、本質的に見るポイントは変わりません。


人事採用担当が注目しているポイント6つ

・入室、退室時間
・入室した時の挨拶の有無
・説明を聞くときの態度
・質問の有無、内容
・座る席(対面の場合のみ)
・退室する際の椅子(対面の場合のみ)

会社説明会は、就活生にとっては企業研究の一環として、興味のある会社の情報収集のために参加すると思います。ひと通り話を聞いて、自分が入社したいかどうかを見極め、その後の入社試験を受験するかどうかを考える場ですよね。

では、企業側の開催する理由は、選考に進んでもらうための母集団形成が大きな目的ですが、その他に「参加者の中で採用したい人材はいるかどうか」の見極めも併せておこなっているのです。要するに、会社説明会は、ただの会社を知ってもらう場ではなく、選考の場にもなっているのです。

え、それって、ダメではないの?と思われますが、近年学校や人材紹介会社を通じて面接対策が強化され、ロボットのような方が増えてきたり、オンライン面接が普及される中で本質的な部分が測りづらくなってきていて、企業側は説明会もある意味、選考の前座のような形でおこなっていたりします。

では、注目ポイント6つを解説していきます。


・入室、退室時間

本当に行きたい会社の入室時間は、1番を目指せ!!
入室時間の目安は、5~10分前が基本と教わってきたのかと思います。当然、入社した後、客先や取引先に訪問した際にも意識すべき時間でもあります。これは、相手が直前まで他の打合せであったり、お茶を出してくれたり、会議室の予約であったりと、あまり早く行ってしまうと相手に迷惑が掛かってしまうという点で、定義されたと思います。

私がおすすめしたいのは、本気で入社したいと思っている企業の説明会には、誰よりも早く、1番に入室して!とお伝えさせてください。なぜかというと、かなり興味持ってくれてるな、と志望度の高さが感じられ、さらには人事採用担当者とマンツーマンで話すことができ、顔と名前を覚えてくれるというメリットがあるからです。質疑応答し放題でインパクトを残し放題なんです。

退室の場合は、必ず最後まで残っていてください。残るだけではなく、今日の感想ともっと聞きたかったことを質問してみてください。最後には、「本日はお時間有難うございました」。これだけで他者よりも優位に立っていること間違いなしです。説明会終わった直後には、おそらく人事から電話が行くと思います。今日どうだった?うちの面接受けない?って!

オンライン説明会だからかもしれませんが、終わった人から退室というと、さっさといなくなる。選考を受けない意思であれば全然OKですが、選考を受ける意思がある場合は、ぜひ止めておいた方がいいと思います。


・入室した時の挨拶の有無

対面の場合は、直接会うので大半がやると思いますが、オンラインの場合は、ほとんどの方はしませんね。これやった方がいいと思います。参加規模は関係ありません。

なぜかというと、対面がオンラインに変わっただけで、黙って席に座る行為と同じですからね。しかも誰もやれていません。長々話す必要はありません!「こんにちは」の一言で構わないのです。

会社に入ってからも、社内社外問わず、様々な方と打合せしたりします。

無言で席に座ったらどうでしょう。初めての方であれば、おそらく目にも止まりませんし、その後発言しなければいなかったと同然ですよね。退室の時も「有難うございました」の一言でもあるといいですね。


・説明を聞く時の態度

説明を聞く時の態度は、採用担当は本当に見ています。真剣に本気で説明を聞いている人の特徴は、まずは相槌が上手い人ですね。ただ単に相槌を打っているのではなく、説明者の問いかけに常に反応してくれているということです。当然ながら好感を持ちます。

また、説明者のスキルにもよるところもありますが、明らかに聞いていなかったり、無反応であったりと態度に表れてしまったら、当然良い印象は持ちませんよね。もちろん居眠りは論外です。

説明会の態度も採用担当者が良い人と悪い人でそれぞれチェックを付けていたりします。

×をついてしまった人は、面接がいくら良くても当然採用されないケースがほとんどですので、ぜひ注意してくださいね。逆に態度が大変良かった人が面接では判断に迷った場合、加点され、合格に繋がる可能性も十分にあります。態度は、相手への敬意や思いやりの意識ですぐに変えられることができます。ぜひ、チェックされていることを意識しましょう。


・質問の有無、内容

質問をできる人は、必ず好意を持たれます。但し、質問する内容は何でもいいということではなく、自分に取って有益になる情報や、もっというと、他の参加者が質問したいと思う内容だとベストです。説明会でその企業について全員が100%理解することは当然できないはずです。その理解できなかったことや、自分の理解した内容と合っているのか、説明の中でもっと深堀して聞きたいこと等、考えるだけでたくさんあると思います。大半は聞きたいけど、勇気がでない。という恥ずかしさを取っ払って、自分のアピールとしても上手く活用できるといいと思います。

聞く力は、話す力以上に必要な素質です。特に営業やコンサルタントを志望している人は、相手が求めている本質をきちんと理解し、行動することが求められます。こういうところも企業の人事採用担当者はよくチェックしているかもしれませんね。


・座る席(対面の場合のみ)

一番最初に入室するとお話ししましたが、その後に座る席も意識してみてください。それは、「一番前で、できれば一番真ん中」がベストです。話し手からすると、この席に座っている人と最も目が合うのです。さらには、選考前の段階ではあるものの、この会の中で熱意を持ってくれているな、と伝わる特等席でもあります。


・退室する際の椅子(対面の場合のみ)

退室時は、椅子を机の奥まできちんと閉まってくださいね。これができていない人が結構したりします。それだけで気を使えない人=客先に行っても同じことをする。と解釈されてしまうことがあります。あとは、退室時は、忘れ物がないかや机の上に消しゴムのカスが散らばっていないか確認し、来た時よりも綺麗にして帰るという気持ちくらいで退室しましょうね。


 🔚 まとめ

今回は、「【元人事採用担当が解説】会社説明会に参加する就活生のどこに注目しているのか?」について解説してきました。これらはいずれもテクニックではありません。あくまでも本気で入社したいと思っている会社だけでいいです。態度は、相手への敬意や思いやりの意識ですぐに変えられることができます。ぜひ、チェックされていることを意識しましょう。では、今回はこのへんで!今後も人事採用担当の経験を活かして、リアルな情報を発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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