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電気設計⑥:この職種の将来性

職種紹介

■「電気設計者」が減っている現実

まず前提として、電気設計ができる人材はどんどん減っています
理由はシンプルで、若手がなかなか育たず、アナログ回路の知識を持ったベテランが定年退職していくから。

その一方で、自動車、家電、ロボット、医療機器、インフラ、エネルギーなど
あらゆるモノが電気制御で動く時代になり、電気設計者のニーズはむしろ増加中です。


■ 将来性の本質は「なくならない仕事」かどうか

AIや自動化が進んでも、電気設計職がなくなることはありません。
むしろ自動運転、スマート家電、再生可能エネルギー、ロボティクスといった分野で、
安全かつ効率的な「制御」ができる電気設計者の価値はますます高まります

特に以下のような技術トレンドと相性が良く、将来性は非常に高い職種です。

  • 電動化(EV、モーター駆動)

  • 自動化・制御技術(工場・住宅)

  • センサー技術(IoT)

  • 省電力設計(脱炭素対応)


■ 「設計×IT」で進化するキャリアも

最近は、組み込みソフトウェアやシミュレーションツールと連携できる電気設計者も求められています。
例えば、回路設計ができてPythonやMATLABを使える人、制御ソフトとハードをつなげられる人。

こうした**「設計+αのスキル」を持つことで、年収もキャリアの幅も大きく広がる**のが特徴です。


■ 若手にとっての将来性=「次の一歩が描けるか」

若手にとっての将来性とは、“この仕事を通じて、どんなキャリアが築けるか”という意味でも重要です。

電気設計の経験は以下のようなポジションに応用可能です:

  • 上流の製品開発・企画職

  • ソフトウェア/ファームウェア開発

  • プロジェクトマネジメント

  • 技術営業/FAE(技術支援職)

  • 管理職(設計部門のリーダー)

技術を突き詰める道も、マネジメントに進む道も、両方開けているのがこの職種の強みです。

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