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電気設計⑦:よく使う専門用語・知識

職種紹介

■ 電気設計に欠かせない基礎ワード

電気設計の世界は、専門用語と単位の嵐
何となくイメージはつくかもしれませんが、現場では“意味を理解して使えるか”が問われます

以下は、電気設計でよく使われる代表的なワードです:


▼ 電気回路関連

  • V(ボルト)/A(アンペア)/Ω(オーム)
     → 電圧・電流・抵抗。オームの法則(V=IR)は基本中の基本。

  • DC/AC
     → 直流(Direct Current)と交流(Alternating Current)の違い。用途により設計が変わる。

  • インピーダンス
     → 抵抗とリアクタンス(コイルやコンデンサ)を合わせた複合抵抗。

  • 基板(PCB)
     → 回路を載せるためのプリント基板。レイアウト設計も重要。


▼ 設計ソフト・ツール系

  • CAD(Computer-Aided Design)
     → 電気CAD(ECAD)を使って回路図や配線を設計。

  • OrCAD/EAGLE/KiCad など
     → 実務で使われる代表的な電気CADソフト。

  • LTspice/Multisim
     → 回路シミュレーションツール。動作確認や故障予測に使用。


▼ 制御・部品関連

  • リレー/トランジスタ/センサ/モータ
     → 制御対象に合わせて適切な素子を選定・配置。

  • ノイズ対策(EMC/EMI)
     → 電磁波の干渉を防ぐ設計配慮。製品安全の重要要素。

  • 安全規格(PSE、CE、ULなど)
     → 国内外の電気製品に必要な安全認証の知識も必要。


■ なぜ学生にとって「とっつきづらい」のか?

文系出身者にとってはもちろん、理系学生であっても電気回路が苦手という人は多いです。
でも、「苦手=向いてない」ではないのがこの職種。

正直、入社時点でこれらの専門用語を完璧に知っている必要はありません。
ただし、「知らないことを調べながら理解する力」だけは必要です。


■ 専門用語が“分かるようになる”と、一気に世界が開ける

用語の理解が深まると、設計の意図や失敗原因、改善点が見えるようになります
電気設計者として一人前になるには、用語を暗記するのではなく、
「なぜその値にしたのか」「何を防ぐためか」まで自分の言葉で説明できるようになることが大切です。

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