この職種って何をする仕事?
「実験職」と聞くと、白衣を着て試験管を持つ研究者の姿を思い浮かべるかもしれません。でも、実験職=研究者ではありません。
企業における実験職とは、“研究・開発”や“製品化”の現場で、裏付けとなるデータを正確に取る仕事。つまり、「製品がちゃんと機能するか」「改良した成分がどう反応するか」などを、実際の試験で“確かめる”役割を担います。
試験の対象は、化学製品や医薬品、自動車部品、食品、化粧品などさまざま。どの業界でも「モノづくりの信頼性」を担保するため、実験職の存在は欠かせません。
与えられたテーマに従い、決められた手順で実験を行い、データを記録・分析。ときには異常値が出ることもありますが、その原因を探るのも大切な仕事です。再現性がないデータは信頼されないため、緻密で正確な作業が求められます。