「理系だから」だけでは足りない。
実験職に“向いているか”どうかは、性格と姿勢で決まります。
■向いている人
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慎重で、確認作業を怠らない人
ミスが許されない世界。1つの計測値がズレれば、数日分のデータが水の泡。確認・再確認が苦にならない人は頼られます。 -
コツコツした作業が得意な人
実験は、地味で地道の連続。派手さはなくても「一つひとつ丁寧に仕上げる」ことに満足感を覚える人には向いています。 -
“なぜ?”を掘り下げられる人
想定と違う結果が出たとき、「まあいっか」と流すのではなく、「なぜそうなったのか」を追求する力がある人は、現場で信頼されます。
■向いていない人
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スピード重視で進めたい人
効率化よりも“確実さ”が優先されるのがこの仕事。手間をかけてでも正しい結果を出すのが求められます。 -
飽きっぽい人
同じ試験条件を何十回も繰り返す場面も多く、変化に富んだ刺激的な仕事ではありません。 -
細かいルールが苦手な人
試験手順・記録・報告書…すべてが正確性第一。自己流では通用せず、マニュアル遵守が基本になります。
“手を動かすプロ”としての自覚。
それが、実験職を長く続けるための土台です。