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実験職⑥:この職種の将来性

職種紹介

「機械に代替される?」それでも、無くならない理由がある。


■実験は“人が考える工程”が含まれている

AIやロボット技術の進化で、「ルーティン実験は自動化される」と言われています。
確かに、サンプリングや測定などは自動化が進み、
人の手を使わずにできる工程も増えています。

しかし、実験職の本質はそこにありません。
「何を検証すべきか」「どこに異常があるか」
といった仮説立てと判断こそが、人間の仕事です。


■実験職の“価値”は、観察力と想像力

たとえば、ある製品に不具合が出たとき、
「現場では異常なし、だけどお客様からクレームが出ている」──
こういうとき、実験職が中心となって原因を調べます。

  • どの条件下で異常が出るか?

  • 繰り返し実験して、どの変数が影響しているか?

  • 再発防止策は?

数値の裏にある“現象”を読み取る力。
これは、データを出すだけのロボットにはできません。


■研究開発・品質保証・分析などへのキャリア拡張も

また、実験職として経験を積むと、
以下のような職種へのステップアップも可能です:

  • 研究職(研究開発):新しい製品の基礎検討に関わる

  • 品質保証職:製品の安定性やクレーム対応

  • 分析技術職:測定手法の確立やトラブル解析

つまり、「実験ができる人材」は、今後も求められ続けるということ。


“正確に試す”だけでなく、“考えて試す”。
その力を持った実験職は、これからも重宝される。

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