■ 保全職は「技術の土台」。だから、広がる。
設備保全のキャリアは、「一生現場で工具を持ち続ける」だけではありません。
むしろ、“現場を知ってる技術者”だからこそ、次のキャリアに繋がりやすい。
■ 保全出身者のキャリア例
◎ 設備設計・生産技術への異動
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自分で直してきた経験から、「壊れない設備」を設計する側へ
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保全出身者は、“使う側の視点”を持っているのが強み
👉現場のストレスを設計に反映できる、現実解のある技術者になれる
◎ 品質保証・工程改善職へ
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設備の安定稼働が、品質安定の前提
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「トラブルの原因を突き止める力」がそのまま品質不良分析に活きる
👉**“なぜ?”を掘り下げる力が、どんな職種にも応用可能。**
◎ 保全のプロフェッショナルとして社内昇進
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チームリーダー→保全部長→工場長へと昇格
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安全・安定稼働を任せられる人は、組織の中核を担う存在に
👉実は“保全出身の工場長”、結構多いです。
◎ 設備メーカー・部品メーカーに転職
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「お客様側の現場を知っている人材」は、提案営業や技術営業で重宝
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自分が苦労したからこそ、説得力ある提案ができる
👉BtoBメーカーでの第二キャリアも現実的に選べる道。
■ 「保全からは抜け出せない」は思い込み
保全職は“最前線”で技術を磨ける出発点。
その経験を“応用できる場”が広いからこそ、
「技術系の登竜門」とも言えるポジションです。
■ 学生が持つべき視点
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保全は“キャリアの袋小路”ではなく、“土台になる入口”
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特定分野に縛られず、「現場力」を武器にして広がっていける
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最初の配属が保全でも、そこからがキャリアのスタートライン