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農家職⑦:よく使う専門用語・知識

職種紹介

「肥料?出荷?収量?…知らないと始まらない“農の言葉”」

農家の世界にも、知っておかないと会話にならない言葉が山ほどあります。
ここでは、学生でも「なるほど」と思える基本的な用語と知識を紹介します。


農業現場のキーワード集

用語 意味
定植(ていしょく) 苗を畑に植え替える作業。種まきから一歩成長した段階。
間引き(まびき) 成長を促すために、混み合った苗をあえて抜くこと。
収量(しゅうりょう) 収穫できた作物の量。単位面積あたりで比べられることが多い。
反収(たんしゅう) 「1反あたりの収量」の略。1反=約1,000㎡。農家の会話でよく出てくる。
出荷調整 見た目や大きさをそろえたり、土を落として梱包するなどの工程。
農協(JA) 農業協同組合。資材の仕入れ・出荷・融資などをまとめてサポートする存在。
6次産業化 「1次(生産)+2次(加工)+3次(販売)」を一体でやるビジネスモデル。

農業って“科学と経営”

実は、農業って「感覚」ではなく「ロジック」が必要。

  • 気温・湿度・日照量のデータ活用

  • 土壌診断による施肥設計

  • 市場価格のトレンド分析

  • 物流や冷蔵環境の理解

たとえば、「トマトは暑さに強いから夏に…」という思い込みではダメ。
どのタイミングでどの作業を、どう調整するかが収益に直結します。


学生に伝えたい視点

農家の現場に入ると、「言葉が分からない=戦力外」にもなりかねません。
でも、逆に言えば、少しでも知っておくことで一気に距離が縮まるのが農家の魅力。

農業に興味があるなら、まずはこのあたりの用語を押さえておきましょう。
そして「やってみないと分からない」という感覚も大切にしてください。

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