■ この職種って何をする仕事?
「経理=伝票入力」「財務=お金の管理」
そんなイメージを持っている学生も多いかもしれません。
でも実際は──もっと会社の“中枢”に関わる仕事です。
● 経理とは?
日々の取引を帳簿に記録し、月次・四半期・年次で「決算書」にまとめる仕事。
企業の“健康状態”を数字で可視化する役割です。
✔️ 会計処理
✔️ 仕訳入力
✔️ 原価計算
✔️ 決算業務 など
● 財務とは?
会社の資金繰りや予算、銀行・投資家との交渉を担当します。
未来のお金の流れを見据え、「攻めと守り」を判断する仕事です。
✔️ 予算管理
✔️ 資金調達
✔️ 銀行との折衝
✔️ キャッシュフロー計算 など
■ 数字の裏に「戦略」がある
たとえば──
「黒字だけど倒産した会社」って、どういうことでしょう?
答えは、利益はあっても現金がなかったから。
経理・財務は、こうした“数字の裏側”を読み解き、経営を支える超重要ポジションです。
■ こんな力が身につく
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数字に強くなる(損益計算書・貸借対照表が読める)
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論理的に考えられる(根拠のある判断ができる)
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リスクに気づける(「違和感」に敏感になる)
■ 実は“現場を知らないとできない職種”
伝票や仕訳は現場から上がってきます。
何がどう売れて、どこでコストがかかっているか、ちゃんと理解していないと正確に処理できません。
👉 経理・財務こそ、現場感覚と数字感覚の“ハイブリッド”が求められる。
■ まとめ:数字だけじゃなく、「会社の動き」を読み解く仕事
財務・経理は、「地味そう」に見えて、実は数字で会社のすべてを把握できるポジション。
上場企業ならIR対応も担い、経営層に最も近い職種のひとつでもあります。
✔️ 会社の実態を誰よりも知っている
✔️ 次に打つべき手がわかる
✔️ 他部署が頼ってくる
そんな、“見えないキーマン”が経理・財務です。