■ 締め日の前後は“戦場”
毎月の月末・月初、四半期末、そして決算期。
この時期の経理部門はまさに修羅場。
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請求書や領収書の山
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各部署からの締切ギリギリの報告
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予算とのズレの原因追求
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上司・監査・経営層からの問い合わせ対応
👉「締め」って、文字通り“心を締め付ける”ようなプレッシャーなんです。
■ 「ミスできない」プレッシャー
1円のズレもNG。
伝票1枚の誤記が、全体決算を狂わせることも。
それでも人間だからミスは起こりうる──そのギリギリの中で、どれだけ冷静に判断できるかが問われます。
■ 社内調整に追われる日々
たとえば:
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「この発注書、見積と違うけど処理どうする?」
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「交通費の申請、ルール違反だけどどうする?」
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「この契約、会計処理はリース?資産?」
👉 経理は“社内の相談窓口”でもあります。
常にいろんな部署とやり取りしながら、トラブルや曖昧な処理に対応していきます。
■ 地味だけど、会社の要
派手なプレゼンもないし、拍手されることも少ない。
でも──
自分が入力した仕訳が、決算書に反映され、株主や社会に公表される。
その責任の重さ、誇りを持って働いている人は多いです。
■ 若手でも“責任”は重い
伝票処理や領収書確認など一見単純な仕事でも、
一つ間違えば大問題につながる。
✔️「ただの事務じゃない」
✔️「数字で嘘はつけない」
✔️「全部、自分の処理が残る」
そんな緊張感と戦う現場です。
■ “成長を実感しづらい”のもリアル
日々の業務が細かく地味なので、自己成長を感じづらいことも。
でも1年後、決算書が読めて、キャッシュフローが見えて、経営の視点が育っている──
それがこの職種の“静かな進化”です。