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■ 「経理は将来なくなる」って本当?
AI・自動化・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の進展で、
「経理は不要になる」なんて言われることもあります。
確かに──
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単純な仕訳入力
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請求書の読み取り
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定型的なチェック作業
こうした**“作業系”の業務は自動化**されつつあります。
■ でも、それって「仕事がなくなる」じゃない
むしろ、**「単純作業から解放される」**ということ。
空いた時間でできるのは:
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予算や資金繰りの“先読み”
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データをもとにした経営判断のサポート
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原価分析や財務分析による“戦略提案”
👉 経理は、“作業者”から“経営のパートナー”へ進化中。
■ これからの経理に求められる力
✅ ① 「考える力」
「なぜこの数字になったのか?」
「この傾向から何が言えるか?」
AIは計算はできても、“仮説を立てる”ことはできません。
✅ ② 「判断力」
同じような取引でも、会計処理は状況によって変わります。
「このケース、どう処理するのが正しい?」を判断できるのは、やっぱり人間です。
✅ ③ 「経営感覚」
経理はもはや「お金の番人」ではなく、
「数字で経営を支えるブレーン」。
現場感覚・ビジネス理解・経営層との会話力が求められます。
■ 会計士・税理士・CFO…その先も広がる
若手からスタートして、将来の選択肢も多彩:
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税理士・会計士などの士業
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財務コンサルや会計事務所
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企業の財務部長・CFO
✔️ 経理職は「未来の経営人材」を育てる登竜門にもなっています。
■ まとめ:「経理は、“考える仕事”へ進化している」
ただ処理するだけの時代は終わり。
これからは、“数字の先を読む力”が価値になる。
だからこそ、若手こそチャレンジのしがいがある職種なんです。