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財務・経理⑥:「AIに奪われる?──いや、判断する人間の“センス”こそが武器になる時代」

職種紹介

■ 「経理は将来なくなる」って本当?

AI・自動化・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の進展で、
「経理は不要になる」なんて言われることもあります。

確かに──

  • 単純な仕訳入力

  • 請求書の読み取り

  • 定型的なチェック作業

こうした**“作業系”の業務は自動化**されつつあります。


■ でも、それって「仕事がなくなる」じゃない

むしろ、**「単純作業から解放される」**ということ。

空いた時間でできるのは:

  • 予算や資金繰りの“先読み”

  • データをもとにした経営判断のサポート

  • 原価分析や財務分析による“戦略提案”

👉 経理は、“作業者”から“経営のパートナー”へ進化中。


■ これからの経理に求められる力

✅ ① 「考える力」

「なぜこの数字になったのか?」
「この傾向から何が言えるか?」
AIは計算はできても、“仮説を立てる”ことはできません。


✅ ② 「判断力」

同じような取引でも、会計処理は状況によって変わります。
「このケース、どう処理するのが正しい?」を判断できるのは、やっぱり人間です。


✅ ③ 「経営感覚」

経理はもはや「お金の番人」ではなく、
「数字で経営を支えるブレーン」。
現場感覚・ビジネス理解・経営層との会話力が求められます。


■ 会計士・税理士・CFO…その先も広がる

若手からスタートして、将来の選択肢も多彩:

  • 税理士・会計士などの士業

  • 財務コンサルや会計事務所

  • 企業の財務部長・CFO

✔️ 経理職は「未来の経営人材」を育てる登竜門にもなっています。


■ まとめ:「経理は、“考える仕事”へ進化している」

ただ処理するだけの時代は終わり。
これからは、“数字の先を読む力”が価値になる。

だからこそ、若手こそチャレンジのしがいがある職種なんです。

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