■ 経理から始まるキャリアは、“現場と経営をつなぐ”ルートになる
経理職は、いわば企業の「数字の翻訳者」。
最初は仕訳や月次処理などの地道な業務が中心ですが、
数字がわかる人材は、どの部署でも重宝されます。
■ 経理から広がるキャリアパス例
✅ 財務職(ファイナンス)
資金調達・資金繰り・投資判断など、よりマクロな視点で会社の“お金”を動かす立場へ。
「資金をどうまわすか」を戦略的に考えるポジションです。
✅ 経営企画
事業戦略や予算策定に関わる、まさに“経営の頭脳”。
数字に強い経理出身者は、現場の数字と経営判断をつなぐ橋渡し役になれます。
✅ 海外子会社の管理・連結会計
グローバル展開する企業では、海外の会計基準や通貨も扱います。
「連結決算ができる人材」は希少で、海外出向などのチャンスも。
✅ 税理士・会計士などの資格職
実務経験を積んでから資格取得を目指す人も。
実務×資格の掛け算で、独立や転職も有利になります。
✅ CFO(最高財務責任者)
長期的には、企業の“お金と経営”を統括するポジションへ。
CFOは「社長の右腕」とも言われ、経理出身のプロが目指すゴールのひとつ。
■ 現場感覚と“経営の目”の両方を持つ人が強い
経理出身者は、
-
「実務の肌感覚」
-
「数字に裏打ちされたロジック」
の両方を持っているため、信頼されやすい。
現場にも経営にも言葉が通じる“バイリンガル”な存在になれるんです。
■ 転職市場でも「経理経験者」は武器になる
中小企業・ベンチャー・外資・上場企業…
どこでも「数字を任せられる人」は強い。
特に「月次決算を一人で回せる」レベルになると、
転職でも引く手あまたになります。