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漁師職②:よくある誤解

職種紹介

――「漁師=学がいらない仕事」は、もう通用しない。

漁師って聞いて、どんなイメージを持つだろうか?
「体力勝負」「学歴関係なし」「朝早くてしんどそう」「親がやってないと無理」――
そんな先入観、ないだろうか?

実際、体力は確かに必要だし、海に出る以上、早起きや荒天対応も避けられない。
でも、今の漁師は“体だけ”で勝負していない。むしろ求められるのは「考える力」だ。

たとえば、

  • どの時期にどの魚がどこにいるか、海水温や潮の流れをデータで分析

  • SNSやネットで直接販売、ブランディングも自分たちで

  • 獲りすぎず、育てながら獲る「資源管理」の意識

  • ドローンやGPS、冷凍・保冷のテック活用で“売れる魚”を届ける

漁師=デジタル弱者なんて、もう古い。
現代の漁師は、“海の上の経営者”であり、“現場を動かすプロ”だ。

あとよくある誤解が「漁師は親の家業じゃないと無理」説。
実際は未経験OKの“漁業就業支援制度”も整っていて、移住+就業支援のパッケージも全国にある。
もちろん、厳しさはある。でも「都会の仕事が肌に合わない」「もっと実感のある仕事がしたい」と地方に飛び込む若者も、少しずつ増えている。

「大学まで出て漁師?」
そう言われることもあるかもしれない。
でも、“どこで働くか”より、“どう働いて生きるか”。それが問われる時代に、この選択肢をバカにできる人なんて、もういない。

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