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漁師職⑥:この職種の将来性

職種紹介

――「魚を獲る人」がいなくなったら、どうなる?

今、日本の漁師は減る一方です。
高齢化、後継者不足、燃料高騰、そして“儲からないから”という理由で若者は海を離れていく。

一方で、魚の価値はむしろ上がっている
「サステナブル漁業」「天然モノ信仰」「和食ブーム」「高級寿司の海外展開」など、世界では“良い魚”への需要が高まっている。

つまり、
「漁師が減っている × 魚の価値が上がっている」= ブルーオーシャン(文字通り)

この矛盾こそが、漁師の将来性を物語っている。

確かに、昔ながらの“体力頼み・勘頼み”の漁師像は通用しなくなってきた。
でも今は、ドローン、GPS、データロガー、水温センサー、AIを使った漁場予測など、テクノロジーによる進化が始まっている。

「家業」ではなく「ベンチャー漁業」。
**漁師は、衰退産業ではなく“再発明される産業”**になろうとしている。

さらに、個人で**ネット販売・ブランド魚の直販・六次産業化(加工品含む)**を始める人も増加中。
単なる“水揚げ労働者”ではなく、“魚を扱う事業家”としての道も開けている。

今の漁師は、
「漁ができるだけの人」ではなく、
「海の可能性をビジネスにできる人」が生き残っていく時代。

過酷さの中に、可能性がある。
この職種は、挑戦者の登場を待っている

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