JOBTRY

漁師職⑧:学生時代に何をすべきか

職種紹介

――「漁師になる準備」は、都会では学べない。

結論から言えば、机の上で漁師にはなれません
この職は、“海に出てみないと始まらない”。

とはいえ、大学生のうちにできる準備はある。
以下のポイントは、「やっておけば違いが出る」リアルな前準備です。


◆ 1. 海に出る体験を、1回でもいいからしてみる

漁業体験インターン、短期ボランティア、地方の一次産業ツアー…。
**「早起き」「寒さ」「潮のにおい」「魚の重さ」**を、自分の五感で感じてほしい。
農業より機会が少ない分、JOBTRYなどを通じて出会いのきっかけを作るのが大事。


◆ 2. 「体力づくり」は、立派な準備

船上は常に揺れる。立っているだけでも筋肉を使う。
さらに網を引く、魚を運ぶ、ロープを結ぶ。
ジムで筋トレするより、外で動く実践的な体力づくりが◎


◆ 3. 地域との関わりに触れておく

漁村は、外部の人を警戒する文化もある。
でも、一度受け入れられれば、強い絆が生まれるのも事実
地域おこし協力隊や漁協主催の交流イベントに参加することで、ヒントが見えるかもしれません。


◆ 4. デジタルの知識は“意外と武器”になる

若手漁師の中には、ドローンで魚群を探したり、SNSで販路を作ったり、ECサイトで直販したりする人も。
「古い業界」だからこそ、若者の知恵が活きる余白がある


◆ 5. 「親が反対する」を、どう乗り越えるかを考えておく

これは精神面の話。
漁師は“学歴や安定”とは真逆のイメージがあるため、親や周囲の理解を得るのに時間がかかる
「一度体験してから決める」「3年だけ挑戦してみる」など、納得してもらえる選択肢を用意しておこう。


海の上の仕事は、事前に分からないことだらけ。
でも、だからこそ「やってみないと分からない」価値がある。
その最初の一歩が、“学生時代の体験”なんです。

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