“なんでも屋”じゃ務まらない。実は知識の引き出し、多めです。
●総務に必要な知識って何?
「法律?会計?人事?」と迷うかもしれませんが、答えは**「全部、ちょっとずつ」**。
総務職は“会社のなんでも相談窓口”でもあるため、広く浅く、けれど正確に知っておく必要があります。
●実際によく出てくるワード一覧
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労働安全衛生法(安衛法):社員の安全・健康に関する最低基準。事務所の換気、ストレスチェックの義務など。
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個人情報保護法:従業員情報や来訪者名簿の取り扱いに必須。
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就業規則:入社・退職・休暇などの社内ルール集。作成や見直しに関わることも。
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BCP(事業継続計画):災害や緊急事態の際に業務をどう続けるかを定める計画。感染症流行時などに話題に。
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社内インフラ:ネットワーク、座席配置、電話・コピー機、社内備品なども含む“会社の生活環境”。
●実務でよく使う知識ジャンル
分野 | 内容の例 |
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労務 | 勤怠管理、産休・育休制度、社保・雇保手続き |
法務 | 契約書の確認、コンプライアンス周知 |
IT | 社内ネットワーク、グループウェア、パソコン初期設定 |
安全衛生 | 健康診断の手配、災害時の対応マニュアル |
●「知識より、調べ方と対応力」が武器になる
総務は、“すべてを知っている人”でなくていい。
でも、“どこに聞けばいいか、誰に確認すればいいか”が分かる人であることが大切です。
だからこそ、情報整理力・検索力・調整力が大きな武器になります。