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人事①:「人事=楽そう」は誤解。現場経験のない人に“人事の本質”は見えない

職種紹介

「人事って、なんか楽そう」──そんなイメージ、持っていませんか?
正直、それは“めちゃくちゃズレてる”認識です。

確かに、スーツを着てオフィスにいて、外出や営業ノルマがないように見える人事職。
でも実際は、“人に関するあらゆる問題”に向き合い続ける、超・神経を使う仕事です。

たとえば新卒採用一つ取っても、「何人採るか」「どの大学から採るか」「学力のボーダーは?」「選考フローの設計は?」「社内の誰に面接してもらうか?」──こうした設計を、会社の将来を見据えて決めています。
しかも、“現場で本当に必要とされる人材”を見極めるには、自分が現場を知らなきゃ話にならない。


若手のうちに人事に配属されることもあるが…

最近は、新卒数年目で人事に配属される人も増えています。
でも、企業によっては「営業を3年経験してから人事へ」という流れを重視する会社もまだまだ多いです。理由は明確で、“ビジネスが分からない人事”は、ただの調整係で終わるから。

“売上”も“利益”も“原価”も分からず、“現場がどう動いているか”も知らずに、どうやって「必要な人材」を採用・育成できるのか。
学生時代に「人が好き」「人の役に立ちたい」と言っていた人が、人事になってつまずくケースが多いのはここです。


「裏側」を知ってこそ、本当の人事

人事が扱っているのは、“人”という目に見えない資産です。
でも実態は、会社の経営や戦略に直結する、“超・数字と論理”の世界でもあります。

  • 年間採用人数の設計

  • 評価制度の改定

  • 賞与や昇給の基準設定

  • 学校推薦・学力検査の使い方

  • 社内異動の根回し

  • 座談会に出す社員の選定(=“見せたい人材”を演出)

──すべてが「戦略」で動いている。


🔚  最後にひとこと

「人事をやりたい」なら、まず“現場のリアル”を知れ。
数字・現場・経営を理解してこそ、初めて“人を活かす”ことができる。
それができない人事は、単なる“調整役”で終わる。

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