JOBTRY

人事③:「人事は“人気職”?」──いいえ、“人の本質”が見えない人には向いてません。

職種紹介

1. 冒頭メッセージ

「人と関わるのが好きだから人事をやりたい」──その気持ちはわかる。
でも、人事って“人が好き”だけでできるほど、甘い仕事じゃない。
むしろ、**「人を見る力」「言葉にする力」「ドライな判断力」**がなきゃ詰む。
人気職っぽく見えるけど、実態はメンタルと判断の連続。
“採用=優しそうな人がやってる部署”だと思ってるなら、かなりズレてます。


2. 人事が求められる“本質スキル”

  • 「見極め」と「伝え方」両方できる人が強い
     →どんなにスペックが高くても、“伝え下手”な人は選ばれない

  • 人の“感情”ではなく“資質”を見る力が必要
     →「いい子そう」は危ないワード。思い込みで採ると後悔する

  • 正しく“NO”が言える冷静さ
     →相手の未来を奪う決断を、冷静にできるか


3. 人事職の現場で起きているリアル

  • 選考に“情”を持ち込むと失敗する:優しさだけじゃ務まらない

  • 応募者に落ちた理由を説明できるようにする必要がある

  • チームや上司との相性まで見抜く力が問われる

  • 面接での“表面的な受け答え”を見破れるか?
     →優秀そうに見えて、内定辞退・早期退職が多いパターンも


4. 若手が“いきなり人事”に配属されたら?

  • とにかく現場を見に行け!
     →現場を知らない人事は、ただの“面接官役”にしかなれない

  • 他部署との温度感・期待値のズレを吸収できる力が必要

  • 育成・評価・配属の全体像まで見えてこそ、採用の質が上がる


5. 学生に伝えたいこと

  • 「人と関わるのが好き」はスタート地点。でも、ゴールにはならない

  • 面接は“雑談”じゃない、“見極め”と“判断”の場

  • 人の人生に介入する仕事だからこそ、「見えない力」が重要

  • キャリアの初期に、数字や事業の本質に触れた経験が、必ず活きてくる


🔚 最後にひとこと

人事に必要なのは「共感力」じゃない。「人を見抜く覚悟」だ。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

「就活のリアル」と「自分のキャリア軸」を育てるために。
しごサクは、就活の“裏側”まで見せるキャリアメディア。

関連記事

目次