若手のうちは、とにかく“雑用と人間対応”の嵐。
ITサポートに配属された新卒の最初の仕事。
それは華やかな「システム導入」でも、「DX推進」でもありません。
現実は――
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PCの初期設定(毎回手順が微妙に違う)
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パスワード忘れ対応(1日何件も)
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プリンタ紙詰まり(たいてい自分のせいじゃない)
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社内問い合わせへの“丁寧な対応”係(キレられることもある)
そう、「ITの便利屋」みたいな役割を一身に背負うことになります。
「人に気を遣いながら技術対応」…それが一番キツい
「これ急いでるから、今すぐなんとかして」
「昨日まで動いてたのに、なんで今日ダメなの?」
――言われても、PCやネットワークは感情で動いてくれない。
にもかかわらず、人間の“苛立ち”と向き合い続けなければならない。
「技術力より、共感力・対話力が試される」って、実は一番メンタル消耗するんです。
でも、この修行を乗り越えると“全社を支える存在”へ
地味だけど、全社の“ITインフラ”に誰よりも詳しくなれる。
技術者や開発職とは違った意味で、**社内で頼られる「要」**になれるのがこの仕事。
現場を知ってるからこそ、
「こうすればトラブルが減る」
「この部署はIT苦手だから説明を変えよう」
――そんな改善提案ができるのも、ITサポートならでは。
若手のうちは、誤解されやすくても“価値ある修行”
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雑用っぽい
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感謝されにくい
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評価されづらい
そんな中で、“誰かの困りごと”に毎日向き合い続ける。
けれど、この経験こそが、現場に強いIT人材の礎になります。