「サポート職」=「補欠」じゃない。
まず伝えたいのは、ITサポートは決して“下位互換”の職種じゃないということ。
エンジニアや開発職に比べて“サポート”と名がつくだけで軽視されがちですが、
実際には、組織の土台を支える超重要ポジションです。
社内の全社員がITを使いこなせなければ、
いくら高機能なシステムを入れても意味がない。
その“橋渡し”を担うのがITサポートの役割です。
「PC得意です」だけじゃ、足りない。
学生がこの職種に向かうとき、
「Excel使えます!」「PC詳しいです!」というスタートは確かに大事。
でも現場では、それ以上に“困っている人の気持ちを察する力”が問われます。
・どこでつまずいたのか?
・どんな言葉なら伝わるのか?
・次、同じミスをしないようにどうフォローするか?
つまり、技術×人間理解力のハイブリッドが必要な仕事です。
「将来どうなりたいか」が見えにくくても大丈夫。
「IT業界には興味があるけど、何をやりたいか分からない」
そんな学生にとって、ITサポートは最初の一歩として最適です。
インフラ/開発/セキュリティ/業務改善など、
社内の幅広いITに触れながら、自分の得意・苦手を“実感”できる。
そこからキャリアを選び直しても、決して遠回りにはなりません。
最後に:ITの“通訳者”としての自覚を持とう。
エンジニアと現場、ITツールと人間、便利さと混乱。
その“間”に立って調整・翻訳できる人こそが、これからの時代に求められます。
「この人がいないと、仕事が止まる」
そんな存在を目指せるのが、ITサポートというキャリアです。