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情報システム⑥:「“外注SE時代”の終わり。これからは“社内で動けるIT人材”が主役になる。」

職種紹介

■ 「内製化」の流れが加速している

かつて社内システムは、外部のベンダーに丸投げするのが一般的でした。
でも今、「自社で設計・運用できる体制」=内製化が急速に進んでいます。

その理由は:

  • ベンダー依存だと、改善スピードが遅い

  • 社内の実情を理解できていないとズレが起きる

  • 改修コストがどんどん膨らむ

👉「外からITを買う時代」から、「中にITを持つ時代」へ。
これが、社内SEの価値が急上昇している背景です。


■ DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の主役

DXが叫ばれる中、企業がやるべきことは“派手なAI導入”ではなく、
まずは社内の業務フローを見直し、システムで最適化していくこと

この地道な変革を担うのが、まさに社内SEです。

  • 紙やExcelで行われていた業務をクラウド化

  • 部署ごとにバラバラだったツールを統一

  • スマホ・リモートでも業務ができる環境づくり

こうしたDXは、現場を知る社内SEでなければ実現できません。


■ “IT人材不足”の今、希少性が爆上がり中

経済産業省の試算では、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると言われています。

でも、ただの“プログラマー”では足りません。
必要なのは「ビジネスをわかるIT人材」です。

社内SEはまさに、“IT × 業務理解”のハイブリッド型人材。
これからの企業にとって、最も採用が難しく、でも絶対に必要なポジションになっていくでしょう。


■ キャリアの可能性も広がっている

  • 社内SEから→ITコンサル、情報企画職へ

  • 現場理解を活かして→DX推進リーダーへ

  • マネジメントを学べば→CIO(情報責任者)も視野に

👉「ずっとPC設定係」では終わらない。
仕組みと人を動かす立場へ、社内SEは進化していける。


■ “便利屋”ではなく、“会社を変える人”へ

かつては「とりあえずSEを1人置いとけばいい」時代だった。
でもこれからは違います。

「うちの社内SEがいるから、うちは変われる」
そう言われる未来が、すでに始まっています。

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