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法務⑦:「“契約書あるある用語”、あなたはいくつ分かる?」

職種紹介

■ 法務の現場で飛び交う専門用語(学生が知らないワード集)

▶ NDA(秘密保持契約)

取引前に必ず交わす契約。「情報を外部に漏らしません」という約束。
契約の入口で必ず出てくる、超頻出ワード。

▶ リスクヘッジ

万が一に備えて、危険を回避・軽減する手段を考えること。
「この条項を入れておかないと、後でリスクだよ」とよく使われる。

▶ 瑕疵(かし)

契約上の「欠陥・不備」のこと。
「瑕疵担保責任」「瑕疵があった場合の対応」など、契約書で頻出。

▶ クロスチェック

複数人で内容を確認すること。法務ではダブルチェックが当たり前

▶ 債権・債務

「お金を請求する側(債権)」と「支払う側(債務)」。契約書ではよく出る。


■ 契約書によく出る表現

  • 「甲」「乙」:契約当事者をこう呼ぶ(例:甲=自社、乙=相手)

  • 「かかる」:「この契約にかかる費用」など、ビジネス用語でよく使われる

  • 「準拠法」:「この契約は日本法に準拠します」→契約に適用される法律

  • 「不可抗力」:自然災害や戦争など、どうにもできない事情

👉 契約書は“難しく書く”のがデフォルト。法務は、それを“噛み砕いて伝える”スキルも必要。


■ そのほか、押さえておきたい知識

  • 個人情報保護法/GDPR(海外展開に不可欠)

  • 独占禁止法/下請法(特にBtoB取引で重要)

  • 会社法/民法/商法(企業活動のベース)


■ 用語よりも大事なのは、“背景を理解する力”

なぜこの条文が必要なのか?
この一文が削られたら、どんなリスクがあるのか?

👉 形式的に読むのではなく、「意図と効果」を読む力が、法務に求められる力です。

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