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法務⑩:「“正解を探す人”より、“問いを立てられる人”が伸びる。」

職種紹介

■ 法務は「表に出ない仕事」だからこそ、“想像力”が試される

法務職は、営業みたいに数字で成果が出るわけでもないし、開発みたいにモノが形になるわけでもない。
でも、会社の中で何か新しいことをやろうとすると、必ず法務が関わっている

新規事業を始めるときも、海外展開をするときも、M&Aを進めるときも。
それがうまく進んでる裏には、必ず法務の知恵と判断がある。

だからこそ、法務を目指すなら学生時代から、

✅「見えない価値に目を向ける力」

✅「トラブルの“芽”に気づくアンテナ」

✅「正解がない問いに向き合う覚悟」

この3つの視点を持っておくことが、のちのキャリアで大きな差になる


■ 法務=「会社の良心」でもある

法務は、ルールの番人であるだけじゃなく、
会社の“良心”として、時にはブレーキをかける仕事でもある。

  • この表現は誤解を招かないか?

  • 社会的にどう受け止められるか?

  • 短期的な利益のために、長期的な信頼を失わないか?

👉「これ、OKかNGか?」だけじゃなく、「どうすれば前向きに進められるか?」を一緒に考えられる人こそ、現代の法務に向いている。


■ “法学部じゃない自分”でも目指せる?

もちろん目指せます。実際、多くの企業では新卒法務職を法学部以外からも採用しています。
法務に必要なのは知識の深さ以上に、スタンスと論理性です。

  • なぜこの条文が必要なのか?

  • リスクとコスト、どちらを優先すべきか?

  • 現場とどう落としどころを見つけるか?

✅ 思考力 × 調整力 × 倫理観
これらを伸ばしたい人には、法務は最高の職場になるかもしれません。


■ 学生が就活で見るべき“視点”

法務職を目指す学生が企業を見るときは…

  • 専任の法務部があるか(または総務兼務か)

  • 国内だけか、グローバルか(英語使用の有無)

  • 攻めの法務か、守り中心か

  • 裁量があるか、形式的な仕事が多いか

  • 経営層との距離(法務の発言力)

を見ておくと、自分の目指したい法務像に合っているかが見えてきます。


最後に──

契約書の一文が、数千万円の損失を防ぐこともある。
たった一言の“NO”が、会社を救うこともある。
その責任を背負いながらも、挑戦を後押しできるのが、今の法務です。

「目立たないけど、会社を動かす」
そんな裏方に、ちょっとでもワクワクできる人にこそ、法務をおすすめします。

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