■ 「新人=作業担当」は通用しない世界
物流の現場では、1年目から**“計画を立てる側”**に立たされるケースが珍しくありません。
なぜなら、物流は“段取り”が命。新人でも、準備・調整・管理の中枢を担うことが多いのです。
■ 若手が任されやすい仕事
◎ 出荷・納入スケジュールの調整
-
工場、倉庫、配送先との間で納期をすり合わせ
-
繁忙期や特別便の対応で、イレギュラーにも柔軟に対応
◎ 在庫・入出庫の管理
-
システムで在庫量をチェックし、過不足を防ぐ
-
棚卸のサポートや、改善提案を求められることも
◎ 作業員やパートスタッフの配置・指示
-
倉庫現場に入って、作業手順や導線を最適化
-
「人を動かす」「現場と対話する」力が自然と鍛えられる
■ 現場では、こんな判断が問われる
-
トラックが遅れたとき、どう出荷順を組み替える?
-
在庫が足りないとき、誰にどう連絡し、どう調整する?
-
作業員が休んだとき、業務をどうカバーする?
👉新人でも、“1つの判断で全体に影響を与える”責任感を持って動く必要があります。
■ 1年目で「物流全体が見える」価値
物流は、仕入れ・製造・販売の全部門と関わる職種。
そのため若手のうちから、**“ビジネスの流れを全体で捉える視点”**が自然と身につきます。
これは将来的に、調達、生産管理、企画職などへ広がる強力な武器になります。
■ 学生が持つべき視点
-
早く“責任ある立場”で仕事をしたい人には、物流は格好のフィールド
-
汗と数字の両方を扱う現場で、人間力とビジネス力を同時に鍛えられる
-
若手のうちに、トラブルに揉まれる経験は「一生モノのキャリアの土台」になる