■ ロジスティクス=戦略分野へ進化している
かつて「運ぶ・保管する」だった物流は、今や企業経営の“中枢”です。
● トヨタは「ジャストインタイム」で生産革命を起こした
● アマゾンは物流網でECを支配した
● ユニクロはサプライチェーン一括管理で在庫ロスを最小化した
👉物流は「裏方」ではない。
今や企業の競争力そのものに直結する“戦略の武器”なのです。
■ 自動化・AI・ロボット化の波
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無人搬送ロボット(AGV)やドローン配送の導入
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在庫管理のAI予測・倉庫の自動ピッキング
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自動運転トラックの実証実験も進行中
👉「人がやらなくてもいい仕事」はどんどん機械へ。
その一方で、全体を設計・統括する人間の役割はむしろ重要になっています。
■ 物流の未来を担う3つのスキル
① DX推進スキル
→ 倉庫・配送のデジタル化やシステム連携など、IT×現場がカギ
② グローバル対応力
→ 原材料や部品が海外にまたがる今、英語や国際貿易知識が強みになる
③ 調整力&現場理解
→ トラブル対応・部署間連携など、「人間だからこそできる仕事」は残る
■ ロジスティクス職は「経営の登竜門」にもなり得る
物流=「ヒト・モノ・カネ・情報」の流れすべてに触れる仕事。
そのため、以下のようなキャリアにもつながっています:
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SCM(サプライチェーンマネージャー)
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調達・生産管理・在庫企画などの上流職種
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海外物流拠点のマネジメント
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経営企画やオペレーション全体統括へ
■ 学生が持つべき視点
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物流はもはや“作業職”ではなく“戦略職”
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自動化=職が奪われるではなく、“仕事の中身が変わる”だけ
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文系理系問わず、現場を知り、全体を動かせる人材こそが生き残る