■ 物流職は“コミュ力職”ではなく“段取り職”
「物流って、モノを運ぶだけでしょ?」「体力勝負?」
そう思っている学生も多いですが、実は真逆。
物流職に必要なのは、計画・調整・段取りのセンスです。
だからこそ、学生時代から「頭を使って仕組みを回す」経験を意識して積んでおくことが重要です。
■ 学生時代にやっておくと良いこと
① イベント運営・プロジェクト管理の経験
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学園祭、サークル大会、ゼミ発表など「人を動かす段取り系」の経験
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物流と同じく、「当日うまくいくかは“準備で決まる”」仕事
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「納期」「リソース」「トラブル対応」に触れるリアルな学びになる
② アルバイトでの在庫・商品管理経験
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コンビニ、書店、アパレルなどの「裏側」を見た経験は大きな財産
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売れ筋管理や欠品対応など、ミニ物流の疑似体験ができる
③ 地理感覚と数字感覚を養うクセ
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Googleマップで「距離・時間・交通ルート」の感覚を持つ癖
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表やグラフを見て、出荷量や在庫の傾向を読み取る練習(Excelでも可)
👉物流は「勘」より「可視化されたデータ」で動く。
数字を読む力は、武器になる。
④ コミュニケーションより“信頼構築力”
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物流職は、毎日現場と連携する“信頼ビジネス”
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愛想より、「ちゃんと時間を守る」「伝言ミスをしない」誠実さが大事
言い換えれば、真面目で“段取り屋”の学生ほど向いている。
■ 資格はマストではないが、知識武装には◎
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貿易実務検定
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物流技術管理士
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Excel中級以上(VLOOKUP、ピボットなど)
■ 学生が持つべき視点
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物流職を志望する=「目立たず支える覚悟」があるということ
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目立たなくても、“会社にとってなくてはならない仕事”がある
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就活では「自分は段取り型人間です」と堂々と語れる準備をしておこう