■ ロジスティクス職は“潰しが利く”職種
物流=作業系職種だと思っていませんか?
実は、物流出身者は**“次のキャリアで一気に花開く”タイプ**が多いのです。
その理由は、物流が会社の中でも**「全体調整」の要**に位置する職種だから。
納期/コスト/品質/在庫/現場と事務の連携——
これらすべてに関わるのが物流職。
現場と経営をつなぐ“ハブ”として、応用力が高く評価されます。
■ ロジスティクスから広がるキャリアパス
① SCM(サプライチェーンマネージャー)
物流の先にある「調達~製造~販売までの最適化」を担う上位職。
物流経験がある人ほど、「現実をわかっている」として重宝される。
② 調達・購買職
納期や在庫を把握できる物流経験者は、仕入れの現実的な判断ができる人材として評価されやすい。
③ 生産管理・在庫管理職
物流で培った段取り力・調整力は、生産の現場でも活きる。
特に「詰まりを見つけて解消する力」は引き抜きの対象にも。
④ 経営企画・業務改善・DX推進
業務フロー・コスト構造を熟知している物流職は、業務改革の旗振り役になりやすい。
現場経験×デジタルの掛け算で重宝されるポジション。
⑤ 海外物流・グローバル拠点管理
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貿易ルール・通関手続き・英語対応スキルがあれば一気にステージが変わる
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特にグローバルSCMでは“物流職経験+英語”が最強
■ キャリアチェンジ成功者の共通点
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「現場の痛み」を知っている
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「人と情報をつなぐ調整力」がある
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「数値をもとに話す癖」がついている
つまり、“地味な現場”を経験したからこそ説得力がある人材になるのです。
■ 学生が持つべき視点
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最初の配属が物流職でも、「そこで終わり」じゃない
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むしろ“そこからがスタート”という見方もできる
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キャリアに広がりを持たせたい人ほど、物流という土台は強い