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生産技術②:「“機械を触る仕事”だと思ってた?実は、パソコンと人の間にいる職種です。」

職種紹介

1. よくある誤解

生産技術というと、学生からはこんな誤解をよく聞きます:

  • 「機械いじりが好きな人向けでしょ?」

  • 「工場で設備の修理する仕事?」

  • 「現場の人って感じ。デスクワークは少なそう」

…全部、ちょっと違います。


2. 実際はどうなの?

生産技術のリアルは、パソコン・現場・人との会話の三位一体です。

  • パソコン作業: CADを使ったレイアウト設計、工程設計、コスト試算、資料作成など

  • 現場作業: 工場レイアウト確認、作業動線チェック、設備の立ち上げ支援など

  • 人との調整: 設計部門と仕様すり合わせ、製造部門と動作確認、購買との部品調整など

つまり、「技術職」ではあるけど、
“調整力”と“説明力”が命の職種なんです。


3. 「機械オタク」だけでは通用しない?

むしろ逆で、「人と関わるのが苦手」な人には厳しい職種です。

  • 設計者とぶつかる

  • 現場作業者と意見が合わない

  • 調達担当と納期交渉が難航する

そんな“板挟み”の中で、落としどころを探るのが生産技術の宿命。

でもだからこそ、会社のあらゆる部門と対等に話せる技術職とも言えます。


4. 学生が持つべき視点

「自分は理系だから、機械だけ扱う仕事がいい」と思っている人ほど、
生産技術という“間の仕事”にこそ、キャリアのヒントがあります。

  • 技術だけでなく、人とプロセスを動かす

  • 自分が設計した工程が、何千台・何万台と動く

  • 問題が起きれば、全責任を背負う覚悟が求められる

そのプレッシャーも、達成感も、「自分が仕組みを作った」という誇りが支えてくれます。

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