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生産技術④:「“トラブル=出番”の現場。技術職なのに“火消し役”?」

職種紹介

1. 現場のリアルな日常

生産技術は、仕組みづくりのプロフェッショナル。
でも、一度ラインが動き出したら終わり…ではありません。

  • 生産ラインが止まった

  • 不良品が連続で出た

  • 新製品の立ち上げで不具合が発生

  • 工程変更による調整が必要になった

――こんなとき、最前線に立つのが生産技術なんです。


2. 「出番がない」のが理想。でも現実は?

生産技術にとって、本当は“何も起こらない”のが理想。
だけど現場では毎日、想定外のことが起きる

  • 図面通りに作ったのに、製品が組み立たらない

  • 海外製の装置が予定通り動かない

  • 作業員が「この工程、やりづらい」と声を上げてくる

→ そのたびに現場に駆けつけて、調整し、改善し、再設計する。

**「安定稼働の裏に、生産技術あり」**が工場の常識です。


3. 技術より“人との関係構築”が大事なときも

  • 設計者に仕様変更をお願いしたり

  • 製造現場に無理をお願いしたり

  • 購買部門と納期交渉したり

“正論”だけでは現場は動かない。

  • 現場から信頼されているか?

  • この人が言うならやってみようと思ってもらえるか?

  • 問題の責任を引き受ける覚悟があるか?

こうした**“人としての重み”が求められるのが、生産技術の現場のリアル**です。


4. 学生が持つべき視点

理系の就活では、「設計職=上流、現場=下流」という誤解を持っている人が多いです。
でも、生産技術はむしろ**“現場の上流”に位置する職種**。

  • 実行する人(製造)ではなく、

  • “実行できる仕組み”をつくる人。

  • 責任も大きいが、達成感はその何倍も大きい。

**「技術で人と現場を動かす」**ことに興味があるなら、
生産技術は真っ先に知ってほしい仕事です。

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