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生産技術⑥:「“なくなる仕事”じゃない。むしろ、自動化時代にこそ必要とされる。」

職種紹介

1. 生産技術の未来はどうなる?

よくある疑問にこういうのがあります:

「これからはロボットやAIが生産工程を管理するんでしょ?
 生産技術って、いずれいらなくなるんじゃないの?」

→ 結論から言えば、まったく逆。むしろ必要性は増す一方です。


2. なぜ将来性が高いのか?

✅ 自動化には「設計」がいる

工場の自動化って、勝手にロボットが動くわけではありません。
“どこをどう自動化するか”を決めるのは生産技術。

  • どの工程をロボット化すべきか

  • 作業員との役割分担をどうするか

  • エラーが出たときにどう検知・停止させるか

これらを人間が設計し、試行錯誤する役割が必要なのです。


✅ IoT・AIで“判断の質”が問われるようになる

センサーやデータを使って現場の状態をリアルタイムで可視化できる時代。
でも、それを活かすには「現場を知っている人間の判断」が欠かせません。

  • どのデータを集めるべきか

  • その数値は“異常”なのか“想定内”なのか

  • データからどんな改善案を出すか

つまり、テクノロジーを“使いこなす技術職”として進化していくのが生産技術なのです。


3. 海外展開でも“欠かせない存在”に

グローバル展開する企業では、

  • 日本で設計した工程を、海外工場で再現する

  • 海外拠点と仕様・コスト・品質について調整する

といった役割を担うことも。

**「どこで・誰が・どう作っても、同じ品質で作れる仕組み」**を作れる人材は、
今後ますます企業の中核に求められます。


4. 学生が持つべき視点

生産技術=アナログで古い職種、と思っていませんか?
むしろ、製造業の未来に一番近い仕事です。

  • 自動化を企画する

  • データを読み解く

  • 海外と連携する

この3つを担える人材が、**“テクノロジーを現場で活かせるエンジニア”**として重宝されます。

「理系だけど、将来性もちゃんと考えたい」
そんな人にこそ、生産技術という選択肢をおすすめしたいです。

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