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■ 「マーケティング=楽しい仕事」って誰が言った?
「授業で4Pやった」「SNSマーケの事例知ってる」
そんな経験をもとに「マーケやりたい」と言う学生は本当に多い。
でも、現実のマーケティングは、泥臭くて、数字まみれで、失敗だらけです。
■ 「センス」より「分析力」と「仮説力」
たしかに、発想力やアイデアが問われる場面もある。
でも、それは一握りの限られた瞬間。
大半の時間は、
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売上データとにらめっこ
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広告費とROIの計算
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調査レポートから消費者心理を推定
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上司や営業部門への根回しと調整
──そんな“地道で戦略的”な仕事の繰り返しです。
■ 「授業で学んだ」ことは、“入口”にすぎない
大学の講義では、マーケティングの「基本的な型」は学べる。
でも、型どおりにうまくいく市場なんて、現実には存在しない。
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競合が動いたらすぐ崩れる戦略
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想定どおりに動かない消費者
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社内の意見対立と板挟み
こうした“予測不能なリアル”と日々戦うのが、現場のマーケターです。
■ 「就けるかどうか」より「価値を出せるかどうか」
学生のうちは、「マーケやりたい」だけでも許される。
でも、企業にとっては、「この人にマーケを任せたら成果が出るか」がすべて。
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数字を見て仮説を立てる力
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根拠をもってアイデアを提案する力
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失敗を分析し、改善を繰り返せる力
この3つがなければ、マーケ職に配属されても、正直“ただの荷物”になります。
■ 「キラキラ」ではなく「ガチ」で考えよう
マーケティング職は、派手な“広告”や“ブランディング”だけじゃない。
企業の戦略を、消費者との接点まで落とし込む、責任の重い頭脳戦です。
その重さと現実を理解したうえで、目指すかどうかを決めてください。