目次
■ マーケティングの現場は“略語と数字”で動いている
マーケティングの会議に出たとき、
「CVRが低いので、LPのABテスト回して、LTV上げる方向で…」
──意味がわからないと、マジで置いていかれます。
マーケターは「感覚」ではなく「指標」で話す。
この文化に慣れることが、第一歩です。
■ 新人マーケターが最初に覚えるべき用語集(抜粋)
用語 | 意味 | 現場での使われ方 |
---|---|---|
CVR(Conversion Rate) | コンバージョン率:サイト訪問者のうち成果に至った割合 | LPを改善したらCVRが2%→4%に上がった |
CTR(Click Through Rate) | クリック率:広告が表示された中で何%がクリックされたか | 広告文を変えてCTRが改善した |
LTV(Life Time Value) | 顧客生涯価値:1人の顧客が生涯でどれだけ利益をもたらすか | サブスク事業でLTVを重視 |
ROAS(Return On Ad Spend) | 広告費用対効果:広告に使った費用に対しての売上比率 | ROASが200%切ると赤字ライン |
ABテスト | 2パターンの施策を比較して、効果を検証する方法 | CTA(ボタン)の色を変えてABテスト実施 |
■ データの意味を「読み解く力」が肝
ただ数字を並べるだけでは意味がありません。
重要なのは、「なぜこの数値になったのか?」を考える分析力。
-
CVRが下がったのは、導線の悪化?それともターゲットがズレた?
-
ROASが改善したのは、コピー変更?配信面の最適化?
数字の裏にある“人の動き”を想像できる人が、優秀なマーケターです。
■ ツールも覚えるべき“言語”のひとつ
Google Analytics(GA4)、Search Console、Meta広告マネージャー、Tableau…
こうした可視化&分析ツールに慣れていると即戦力に近づきます。
■ 文系でも「数字」と「仮説思考」は鍛えられる
数字に苦手意識がある人もいるかもしれません。
でもマーケで必要なのは、**統計学レベルではなく、“数字をヒントに考える力”**です。
普段の生活でも、「なぜ売れてる?」「どうすればもっと売れる?」と考えるクセをつけてみましょう。