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広報⑧:この仕事を目指すなら学生時代に何をすべきか 「発信する力」より「共感を生む力」を鍛えよう。

職種紹介

■ 広報に必要なのは、“文章力”より“伝える感性”

広報と聞いて、「文章を書くのが得意だから向いているかも」と思う人も多いかもしれません。
たしかに文章力も武器にはなります。
でもそれ以上に大事なのは、**「読み手の気持ちを想像する力」**です。

「どんな言葉なら伝わるか」
「この表現は誤解されないか」
「どこまで書けば炎上を避けられるか」――
こうした“想像力”のほうが、はるかに広報向きな力です。


■ 学生時代にやっておきたいこと

① 文章を「誰かのために」書く経験を持つ

  • SNS、ブログ、広報誌、ゼミ発表資料…
    とにかく「自分の言葉で、相手に何かを伝える」という機会を持とう。

② 情報を「編集する」視点を持つ

  • 何を伝えるかではなく、何を削るか
    情報があふれる今、伝える内容の取捨選択ができる力は必須。

③ 他者と関わる経験を積む

  • 広報は、常に「誰か」との調整の連続。
    自分の意見だけでなく、「相手の都合」や「社内事情」も考慮できる人が信頼される。

④ 炎上事例やニュースの“裏側”を読むクセをつける

  • 「この発表の意図は何か?」「なぜこの対応だったのか?」と考える癖が、
    将来の危機管理センスにつながる。


■ 発信=自己主張ではない

広報に求められるのは、
「会社の顔」としての立場で、何をどう伝えるかを判断する**“責任感ある発信”**です。

自分の考えを自由に発信したいなら、ライターやインフルエンサーの方が向いているかもしれません。

広報は“会社代表”としてのバランス感覚と、
**「共感を引き出す表現力」**が求められる仕事なのです。

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