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設計③:「“几帳面”だけじゃ足りない。“想像力”がないと設計はできない。」

職種紹介

1. 設計職に向いてる人って?

就活イベントなどでよく聞く「設計職に向いてる人」というと…

  • コツコツ作業できる

  • 几帳面

  • ミスが少ない

──うん、まぁ、それだけじゃ設計者は務まりません。

設計に本当に必要なのは、**“机上では見えない問題を想像する力”**です。


2. 向いてる人の特徴

✅ 抽象的なことを具体化できる人

「ふんわりした要求」や「口頭の意見」から、
“何が求められているか”を構造的に読み解ける力。

✅ トレードオフに強い人

「性能を上げるとコストが上がる」
「軽くすると強度が落ちる」
──こうした相反条件の中で、“納得解”を出せる人。

✅ 自分のアイデアを、図にして他人に説明できる人

「なんとなくこうしたい」を“伝わるカタチ”に落とし込める。
これができると、部署間連携もスムーズに進む。

✅ 失敗を糧にできる人

設計職は、何度も間違えます。
でも、その度に「なぜ失敗したか」を考え、改善できる人は成長が早い。


3. 向いてない人の特徴

❌ 完璧主義で決断が遅い人

設計には常に「不確実さ」があります。
情報が足りなくても、“決めないといけない場面”が多い。
完璧にこだわりすぎると、納期に間に合いません。


❌ 人の意見を聞けない人

設計は「独りよがり」では通用しません。
品質・生産・営業など、いろんな意見を聞いて最適化するのが仕事


❌ 現場に興味がない人

「机上の空論」を描いてしまうと、製造現場で泣きを見ます。
現場を知る・見に行く意欲は、どんな設計者にも必須です。


4. 学生が持つべき視点

「図面が描ける=設計ができる」ではありません。
“想像できる人”こそが、良い設計者になる。

  • 実際にどう使われるか

  • どうやって作られるか

  • どこでミスが起きるか

  • 何がトラブルになるか

“先回りの想像力”を持てる人が、設計の現場では重宝されます。

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