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設計④:「若手設計者が最初にぶつかる壁。それは“作れない設計”だった。」

職種紹介

1. 図面通りにいかない。それが現実

設計の世界に足を踏み入れた若手がまず驚くのが、

「え、これって現場じゃ作れないの?」

という衝撃。
どんなにキレイな図面を描いても、工場で加工できなければ意味がない。
「理想」と「現実」のギャップが、設計職の最初の試練です。


2. よくある若手のつまずき

  • 加工できない形状を描いてしまう

  • 使用する部品が高すぎてコストオーバー

  • 強度不足で壊れる可能性がある

  • 他部品との干渉に気づかず、組み立てできない

……など、「描いてみたけどダメ」な設計が山のように出てきます。
“描くこと”と“使える設計”は別モノなんです。


3. 経験でしか身につかない視点がある

このギャップを埋めるのが、「現場で学ぶ」こと。

  • 生産技術と一緒に製造ラインを見に行く

  • 品質部門と一緒に不具合を再現する

  • 組立現場で「なんでこれ組みにくいの?」と聞かれる

そうした現場での“リアルな声”を、設計に落とし込めるかが成長の鍵。


4. 一人前になるために必要なのは「聞く力」

若手設計者が身につけるべき最大の武器は、「素直さ」かもしれません。

  • 生産現場のベテランから教えてもらう

  • 品質のクレームから学ぶ

  • 他部署との摩擦の中で考える

自分の図面が“誰かの現場”につながっているという意識を持てるようになると、
設計は一気にレベルアップします。


5. 学生が持つべき視点

設計職は「頭の中だけで完結する仕事」じゃない。

  • 見に行くこと

  • 聞くこと

  • 間違えることを恐れないこと

そうやって、机の上の世界を、リアルな現場につなげていく。
その泥くささこそが、設計者をプロにしていきます。

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