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設計⑧:「“CADが使える”より、“何を設計したいか”を語れる人になれ。」

英語・スキルアップ

1. CADスキルだけでは通用しない

設計志望の学生がよく言うのが、

「大学でCADの授業を取りました!」
「3Dプリンタで何か作りました!」

──もちろん、それは武器になる。でもそれだけでは弱い。
“ツールが使える”=“設計ができる”ではないからです。


2. 学生時代にやっておきたいこと

✅ ■「自分で考えて作る」経験を持つ

→ たとえばロボコンや、ものづくり系のプロジェクト。
ゼロから仕様を考えて、形にして、失敗して、修正して……
“設計のサイクル”を経験しているかどうかが大きい。


✅ ■ 他人と共同で「何かを作る」経験

→ 設計職はコミュニケーションが超重要
機械だけでなく「人と設計する力」も学生時代に培っておきたい。


✅ ■ 理系でも、社会人としての視野を持つ

→ コスト、納期、品質──
どんなに良い設計でも「現実」が伴わなければ通用しない。
バイトでもいい。「制約のある中で結果を出す」経験が大切。


3. やっておくと強いスキルや資格

  • 2D/3D CAD(AutoCAD、SolidWorks、CATIAなど)

  • Excel(関数・グラフ作成など基本は必須)

  • 構造力学の基礎知識(CAEへの理解も深まる)

  • モノづくりプロジェクト(ロボコン・UAV・自作PCなど)

  • 英語(設計職でも英語の図面や仕様書は普通に出てくる)


4. 学生が持つべき視点

「この会社で、こういうモノを設計したい」と言える学生は強い。
設計職は、「なりたい」より「何を設計したいか」の方が大事です。

  • そのために、どんな会社があるかを調べる

  • なぜその製品に惹かれるのかを考える

  • 自分の経験と重ねて語れるようにしておく

スキルより“志向”が、設計職では差になる。
ただCADを使える人はたくさんいる。
「何を形にしたいか」がある人こそ、設計に向いているんです。

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