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設計⑩:「“何を作るか”より、“どう向き合うか”。設計職は“姿勢”で差がつく。」

職種紹介

1. 設計職は「ものづくりの原点」であり「終点」でもある

図面1枚の裏にあるのは、
■ 顧客のニーズ
■ コストとのせめぎ合い
■ 製造現場の現実
■ 壊れないための安全設計
■ そして、会社の信頼そのもの

つまり、設計とは「全部を背負う」仕事。
だからこそ、「ただの技術職」だと思って就活すると、後悔する。


2. “好き”だけでやれる仕事じゃない

「モノづくりが好きだから設計職へ」──悪くない。けど甘い。
なぜなら設計は、“好き”だけでは耐えられないほどの責任と調整があるから

  • 寸法ミスで全数不良

  • 設計変更で納期遅延

  • コストオーバーで製品採算割れ

  • 設計者の対応が遅れ、現場が止まる

──「やりがい」はある。でも「逃げられない」仕事でもある。


3. 重要なのは、「どんな姿勢で仕事に向き合えるか」

  • 細部にこだわれる人か

  • 他部署の話を“自分ごと”で聞ける人か

  • 不具合やミスから逃げずに向き合えるか

  • 未来の使用者を想像して設計できるか

設計職に必要なのは“誠実さ”と“想像力”。

CADが使えるかどうかより、
「最後まで向き合えるかどうか」が、設計者として最も問われる資質。


4. 学生が持つべき視点

  • 「設計職=なんかカッコいい」で選ばない

  • 「やりたいこと」より「どう働きたいか」で考える

  • 「どの製品を設計したいか」より「どんな姿勢で設計に向き合えるか」で勝負する

就活で「設計職希望」と言うなら、
“スキル”ではなく“覚悟”を見せてほしい。

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