この職種の仕事内容とミッション
商品企画とは、市場ニーズに基づいて新しい商品やサービスを企画・開発する仕事です。
「アイデア出し」「トレンドを読む」など、クリエイティブな側面ばかり注目されがちですが、実際はデータ分析と調整力の連続。
主な業務内容:
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顧客ニーズや市場調査の分析
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商品コンセプトの立案
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社内プレゼン、企画の承認取り
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開発部門・製造部門との連携
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商品リリース後の販促・売上分析
チームで動く?個人で成果を出す?(働き方の特徴)
圧倒的チームプレー。
アイデアを思いつくだけでは意味がなく、社内外の多数の部署と連携しながら、“商品という答え”に落とし込む推進力が問われます。
この職種でよく使う専門用語・ツール
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コンセプト設計/ターゲットセグメント
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4P(Product, Price, Place, Promotion)
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市場調査(定量・定性)/ユーザーインサイト
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Excel/PowerPoint/Googleトレンド
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マーケティングオートメーションツール(KARTE、HubSpotなど)
向いている人・向いていない人(性格・志向・価値観)
✅ 向いている人
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「人が何を求めているか」に敏感
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自分の意見をロジカルに伝えられる
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“地味なリサーチ”もコツコツこなせる
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いろんな部署の人と積極的に話せる
❌ 向いていない人
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アイデアを出すことだけが得意
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「最後までやり切る力」がない
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プレッシャーに弱く、途中で折れる
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自己満足型の企画しかできない人
この仕事に就く前に、知っておいてほしい“現実”
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「思いついた商品」は通らない。社内政治も必要。
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「それ、売れるの?」の一言で全ボツ、なんて日常茶飯事
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成果が出るまでに時間がかかりすぎる=評価が遅い仕事
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売れなかったときの責任は重い。言い訳できないプレッシャー
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流行を追う仕事じゃない。つくる仕事。
キャリアの広がり方と、よくある“転身パターン”
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マーケティング部門への異動
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営業企画や販促部門への転身
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ベンチャー企業での商品開発責任者
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将来的にブランドマネージャーや事業責任者として活躍する人も多い
取得しておくと良い資格・スキル(5~6個)
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マーケティング検定(3級以上)
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日商簿記3級(採算意識)
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PowerPointプレゼン資料作成スキル
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統計検定(基礎的な数値感覚)
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Photoshop/Canva(簡易な画像加工)
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TOEIC600点以上(グローバル展開する企業なら)
学生時代にやっておくと有利なこと
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自主的な企画経験(学園祭・SNS運用などでもOK)
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マーケティング系のゼミ・インターン参加
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バイト先で売上や販促に関わった経験(POP制作など)
🔚 最後にひとこと
「面白そう」で始めて、「責任の重さ」で辞める人も多い。
それでも、“自分のアイデアが世の中に出る快感”は唯一無二。