JOBTRY

生産管理④:「“計画通りにいくことなんて、ほぼない”。それでも回すのが仕事。」

職種紹介

1. この職種って何をする仕事?

生産管理は「工場のスケジュールをつくる仕事」と思われがちですが、
実際の仕事は、“スケジュール通りにいかないこと”との戦いです。
むしろ、いかにズレを最小限に抑え、現場を止めずに回すかが、この職種の本質。


2. 現場のリアルあるある

✅ 材料が届かない

→ 購買から「納期遅れました」との一報。代替品を使う?他の製品の順番を前倒しする?

✅ ラインが突然止まった

→ 設備トラブル発生。「今日の予定、どう組み替える?」の即時判断。

✅ 急な営業案件がねじ込まれる

→ 「来週納品できませんか?」と言われたが、製造キャパはもう限界…。

✅ 製造現場が思ったより遅れてる

→ 実績と計画がズレている。要因分析と再スケジュールが必要。


3. 生産管理の“仕事”とは何か?

  • 机上の計画を立てること ではなく、

  • 現場の“予測不能”に即応すること

つまり、**「計画の修正と判断こそが生産管理の仕事」**です。


4. 必要なスキルとは?

  • 数字を見る力(進捗・在庫・キャパ)

  • 優先順位を即決する判断力

  • 他部門(営業・購買・品質)との調整力

  • 焦らず、冷静に対応できるメンタルタフネス


5. 若手が任されるリアルな仕事

  • 生産実績データの記録とギャップ確認

  • トラブル時のスケジュール再作成補助

  • 営業や現場との納期調整の交渉窓口

一つひとつの経験が、「予定通りにいかないのが当たり前」の世界で生き抜く力になります。


6. この職種の本質

生産管理は、「決まったものを回す」仕事ではない。
「決まらないものを、なんとか動かす」仕事なんです。
計画が崩れたときにこそ、その人の“力量”が問われる世界です。


7. 学生が持つべき視点

生産管理のかっこよさは、「完璧な計画」じゃない。
“想定外”が起きたときに、“現場を止めなかった”という実行力。

地味だけど、確実に“現場を守る背中”がある職種。
トラブルに追われてるようで、実は会社全体を前に進めている、それが生産管理です。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

「就活のリアル」と「自分のキャリア軸」を育てるために。
しごサクは、就活の“裏側”まで見せるキャリアメディア。

関連記事

目次