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生産管理⑤:「“エクセルばっかり”に見えるけど、全部が“工場を回す思考訓練”になっている。」

職種紹介

1. この職種って何をする仕事?

生産管理の若手は、最初から生産計画をドンと任されるわけではありません。
でもその代わりに任されるのが、日々の実績集計・納期確認・小規模な調整など、一見“地味で機械的”に見える仕事。

でも実はこれ、全部が**「生産管理としての思考力」を育てるための訓練**なんです。


2. 若手が任される主な仕事

✅ 生産実績の入力・集計

→「計画とズレてるのはどこか?なぜ起きたのか?」を肌感覚で掴む入口。

✅ 製造現場との日次進捗確認

→「何が詰まってる?何が早い?」「機械、人、材料のどこにボトルネックがあるか」を理解。

✅ 営業・購買・製造との調整依頼

→納期に遅れそうな案件のフォロー、スケジュールのリマインド。“他部門と話す経験”が養われる。

✅ 製造指示書の発行

→「この順番で、どれだけ、どの設備で」など、細かい指示を通じて生産の組み立て方を覚える。


3. よくある“勘違い”

「正直、エクセルいじってるだけの日も多くて…つまらないです」

それ、めちゃくちゃもったいない。
そのエクセルの中にある数字って、全部“現場の動き”を映してるんです。

  • 計画とズレたのはなぜか?

  • この品番、なぜやたら遅れてる?

  • 材料不足?機械トラブル?人員の影響?

…そうやって、「数字の奥にある現場の理由」を読み解くクセが、生産管理のプロになる第一歩です。


4. 若手時代に差がつくポイント

  • ルーティンを“こなす”だけの人と、

  • ルーティンから“仮説と改善”を見つけようとする人

この差が、入社3年後に「現場から信頼される生産管理」になれるかどうかを決めます。


5. 学生が持つべき視点

若手時代の仕事って、たいてい“地味”。
でも、生産管理の場合、その地味な仕事の中に、
「現場を回す」ための“視点・勘・言語”が全部詰まっている。

つまり、“下積み”じゃなく、“仕込み”
焦らず、でも目の前の仕事の「意味」を見つけながら進む人が、必ず強くなる。

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