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生産管理⑨:「“一生この職種”じゃない。でも、“どこにでも通用する地力”が身につく。」

職種紹介

1. この職種って何をする仕事?

生産管理は、製造現場を動かすための計画・調整・リカバリーを担うポジション。
現場を見ながら、営業・購買・品質・経営陣とも連携する、**“調整と判断のハブ”**のような存在です。

だからこそ、生産管理を経験した人は、他職種に移っても強い
「モノ・ヒト・時間・コスト」を全体最適で見られる人材は、どこでも重宝されます。


2. よくある誤解

「生産管理って、製造業の中でしか通用しないんじゃ…?」

→実は逆。
むしろ、“モノづくりの全体像”を体で理解してるからこそ、企画・管理・マネジメント系にめちゃくちゃ強い人材になります。


3. 実際に多いキャリアチェンジ先

✅ 生産技術・工程設計

→ 現場の動きや詰まりポイントを知っているからこそ、“どう作るか”の設計に活きる。

✅ 購買・調達職

→ 材料・部品のリードタイムやラインの負荷を理解しているので、サプライヤーとの交渉に強い。

✅ 品質保証・品質管理

→ 生産中の不具合や工程の実情を知っているため、「どこで・なぜトラブルが起こるか」を予測できる。

✅ SCM(サプライチェーンマネジメント)

→ 調達~製造~出荷まで一連の流れを見たことがある人材は、まさに“SCMの適任”。

✅ 経営企画・管理部門

→ 製造現場と数値(コスト・納期・在庫)をつなげて考えられるので、数字に強い“現場目線の経営人材”として評価される。


4. 生産管理で得られる“汎用スキル”

  • タスク管理力(複数の案件を同時進行)

  • 優先順位判断力(何を後回しにして何を守るか)

  • 調整力(社内外と信頼関係を築いて折衝)

  • トラブル対応力(予測不能な事態への即応)

  • “段取り力”と“地図感覚”(全体を見て動く)

これって、**業界・職種を問わず使える“ビジネスの基礎体力”**なんです。


5. 学生が持つべき視点

「生産管理って、一生その道を極める職人職でしょ?」
そう思ってる人ほど、もったいない。

実は生産管理って、**“キャリアを広げるための基礎トレ”**に近い職種。
配属ガチャで当たったらラッキー。狙って入れたらもっとラッキー。

“何にでもなれる土台”を作りたいなら、最初に生産管理を経験するのは、堅実で強い選択肢です。

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