1. この職種って何をする仕事?
購買職は、会社の「コスト」と「供給」を支える役割。
華やかではないけど、会社の利益や品質、ひいては信頼に直結する、めちゃくちゃ重要な仕事です。
でも学生時代って、「購買って何?」という状態の人がほとんど。
今回は、購買を目指すうえで、学生のうちにやっておくと絶対に活きることを具体的に紹介します。
2. よくある誤解
「購買職になりたい人って、あんまりいないよね」
――それ、半分正解。でも裏を返せば、「だからこそ狙い目の職種」。
購買って、目立たないけど潰しが効く。
コスト・交渉・仕組み化・サプライチェーンなど、**“どこでも通用するビジネスの基本”**が身につくんです。
3. 向いてる人・向いてない人(学生編)
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向いてる人:分析好き、地道な改善が好き、言葉より数字に説得力を感じる人
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向いてない人:派手な成果を求める人、数字や論理を避けがちな人
4. 学生時代にやっておくと良いこと(実践例)
■ データを見るクセをつける
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旅行やイベントの費用を「単価×数量」で構造化してみる
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サークルの備品購入で見積比較をしてみる
→「どこが高い?なぜ?」を考えるのは、まさに購買の思考
■ 交渉や比較の経験を積む
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フリマアプリやリサイクルショップで値段交渉してみる
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家電購入時に価格.comで条件比較して選んでみる
→「どう選ぶ?なぜ交渉する?」を体感できる
■ モノの裏側を見る視点を持つ
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工場見学・製造業インターンで、モノづくりの現場を知る
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サプライチェーンに興味を持って物流や流通を調べてみる
→「なぜこのモノがここにあるのか?」を考えるクセが購買脳になる
■ 経済ニュースを習慣に
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為替、原材料価格、物流トラブルなど、購買に影響するテーマが多い
→学生のうちに「マクロの視点」で考える習慣がつく
5. 若手時代に“差がつく”学生経験とは?
購買は意外と「学生時代のバイト」が活きる職種。
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飲食バイトでの原価管理や在庫管理
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仕入れ・備品購入の責任を持った経験
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イベント運営で予算・価格・納期に向き合った経験
こういった“地味だけどリアルな業務”を経験してきた学生は、即戦力の素地があると思われやすいです。
6. キャリアにつながる考え方
購買職は「お金の使い方」を考える仕事。
つまり、学生のうちに「モノを買うとき、なぜこれを選んだか?」を言語化できるようにしておくと、就活の自己PRや面接でも説得力が違います。
7. 学生が持つべき視点
「派手な成果」がないと就活で不利?
そんなことない。購買職は、“目立たないところを、どう支えたか”が評価される世界。
何を買ったかより、どう選んだか。
どんな工夫をしたか。
そういう“地味な力”が、将来の武器になる。