1. この職種って何をする仕事?
品質保証・品質管理に配属された新入社員がまず任されるのは、**「不良の記録」「データの集計」「議事録の作成」など。
一見すると「地味な仕事」ですが、実はこれが品質を守るための“情報の土台”**になります。
2. 若手が任される主な仕事
-
クレーム・不良発生の記録とデータベース化
→なぜ?どこで?どの頻度で?を冷静にまとめる -
不良品の傾向分析とグラフ化
→「月末に集中してる」「あるラインだけ異常に多い」など、発見につながる -
品質会議の議事録とファクトチェック
→「誰が、いつ、何を言ったか」を正確に残すことで、責任の所在も明確に -
再発防止策のチェックリスト作成・更新
→現場に浸透するまで追い続ける地道なフォローアップ
3. なぜこの仕事が重要なのか?
品質保証の世界では、“事実を記録しているかどうか”が命取りになる。
-
クレーム対応で「言った・言わない」の争いになる
-
原因が曖昧だと、また同じ不良が起きる
-
記録がないと、誰も改善しようがない
→若手が残した**“たった1枚の記録”が、後に会社を救う材料になる**こともある。
4. 学生が持つべき視点
若手の仕事は、正直に言って地味です。
でも、品質保証においては**「地味=基礎力」**。
細かい記録を丁寧につけられる人は、
-
問題を発見できる
-
信頼される
-
将来、判断を任される立場になれる
派手なプレゼンよりも、“記録力”が武器になる世界がここにあります。