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品質保証⑨:「品質の世界に“即戦力”はいない。だからこそ、学生時代から差がつく。」

職種紹介

1. この職種って何をする仕事?

品質保証・品質管理は、配属されてすぐに成果が出せる仕事ではありません。
現場理解、製品知識、分析スキル、他部署との調整力…すべて時間をかけて身につくものです。
だからこそ、「学生時代の下地づくり」が、入社後の伸びに直結します。


2. 学生時代にやっておくと良いこと

✅ データ分析やロジカルシンキングを体験する

  • 研究やゼミでの仮説検証

  • Excelやスプレッドシートを使った表やグラフの作成

  • 分析結果を“言語化して伝える”練習

→品質保証は、**感覚より「根拠」**で語れる人が強い。


✅ 製造現場やモノづくりの工程を見てみる

  • 工場見学、職場体験、インターンなど

  • 製品が「どう作られ、どう検査され、どう届けられるか」を知る

→“机上”ではなく、“現場を知ってる人”は評価されやすい。


✅ 調整力・対話力を磨く

  • 学園祭やゼミなど、他人と意見をすり合わせる経験

  • 理系でも文系でも、「人と協力して動いた経験」は武器になる

→品質保証は、“一人で完結しない”仕事。多様な立場の人との対話が肝。


3. おすすめ資格・学び

  • QC検定(品質管理検定):4級〜1級まで。学生にもおすすめ。

  • 統計検定:ロジカルに分析する基礎力が身につく

  • Excel中級以上の操作スキル(VLOOKUP、IF、ピボットテーブルなど)

  • なぜなぜ分析/FMEAの基礎を学ぶ本・動画(無料でたくさんあります)

→資格よりも、「実務に近い思考法に触れる」ことが重要です。


4. 学生が持つべき視点

品質の仕事は、“派手なアウトプット”が評価される世界ではありません。
でも、細かく、誠実で、理詰めに考える人が、確実に信頼されていく世界です。

「今のうちから準備してる人なんていないでしょ?」
そう思うなら、いま始めれば一歩リードです。

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