1. この職種って何をする仕事?
品質保証・品質管理は、「ミスを防ぐ」「不具合の原因を突き止める」といった守りのプロとしての仕事が中心。
しかし近年は、データ活用・業務改善・リスク分析・経営視点が求められるようになり、
キャリアの“起点”として非常に価値が高まっています。
2. キャリアチェンジの可能性
✅ 製造・生産管理系職種へ
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品質の視点を持った“現場改善”ができる人材は重宝される
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工程設計や設備管理へステップアップするケースもあり
✅ 技術・開発職への橋渡し
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製品知識・不具合傾向を熟知しているため、設計レビューや再発防止に強い
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“クレームから学ぶ設計”という逆アプローチができる人材に
✅ 海外拠点の品質監査/品質マネージャーへ
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グローバル対応力・英語力がある人は、海外工場の品質責任者へ昇格することも
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海外出張・現地駐在も可能性あり
✅ 経営企画・内部統制・監査系へ
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リスク管理や法令遵守の視点は、経営サイドからも重宝される
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「品質×経営」人材は、上場企業でも求められるポジション
3. 実は「営業」にも転じられる?
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意外かもしれませんが、「品質保証出身の営業」は説得力がある
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技術商材やBtoB領域では、「品質に強い営業」は顧客の信頼を得やすい
→現場経験がある分、机上の説明ではなく“リアルで誠実な提案”ができる。
4. 学生が持つべき視点
品質保証は、“キャリアの終点”ではありません。
むしろ、“社会人としての土台”を築ける仕事です。
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ロジカルに考える
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社内外を調整する
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地味な仕事も、丁寧に積み上げる
このスキルセットは、どこへ行っても通用する“ビジネスの基礎体力”。
品質から始めて、経営や海外、企画へと“登っていく”キャリアも可能です。