1. 営業は“すぐ結果が出る仕事”じゃない
学生や若手にありがちな誤解のひとつ。
それが「営業=成果がすぐ出る/出せなきゃ向いてない」という認識。
たしかに数字が明確に出る仕事ではあります。
でも、1か月や2か月で評価されるものじゃないのが、営業という職種です。
営業は、積み上げ・積み重ねの仕事。
・信頼関係
・商談プロセス
・業界理解
・顧客の人間関係
──すべてに“時間”がかかります。
2. 1年目で売れなくても、それは普通
新人営業が売れないのは、当たり前です。
売れる理由:
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商品理解
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顧客理解
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業界の流れ
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提案のロジック
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タイミングと運
すべてが揃って、ようやく受注につながる。
つまり、“積み上げた努力が、半年後・1年後に成果になる”のが営業。
目の前で結果が出ないからといって、
「自分は営業に向いてないかも」なんて、早すぎる判断です。
3. 継続する人が、結局“勝つ”
営業は、「勝ち続けられる人」より「続けられる人」が強い仕事。
一回の受注で一喜一憂せず、
日々コツコツとアポを取り、関係を築き、提案の質を磨いていく。
そしてある日、**「あのとき話してくれた件、お願いできる?」**と商談が決まる。
それが、営業のリアルです。
4. 焦るより、“今やるべきこと”に集中する
成果が出ない時期は焦ります。
でも、焦りは成長を鈍らせます。
・自分の行動ログを振り返る
・顧客との会話を録音してみる
・先輩に同行して学ぶ
・提案資料を1枚でも磨く
そういう地道な積み重ねが、1年後の“売れる営業”をつくります。
5. 学生が持つべき視点
営業職を考えるとき、「短期で成果が出る仕事」ではなく、「育てる仕事」だと認識してほしいです。
・自分のペースで“積み上げられる人”は、営業に向いている
・“我慢できる人”は、営業に強い
・“諦めずに考え続けられる人”は、最後に勝つ
営業とは、「一発逆転の世界」ではなく、“継続こそ武器”になる仕事なのです。
🔚 最後にひとこと
「結果が出ないから辞める人」と、「それでも続けた人」──1年後、大きな差がつきます。