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SE職②:よくある誤解

職種紹介

SEって、ずっとパソコンに向かってるだけ?

SE(システムエンジニア)というと、
「ずっと1人でコードを書いてる仕事でしょ?」
「理系じゃないと無理そう」
「パソコン得意な人だけがなる職業」
という声を、学生からよく聞きます。

でも、実際のSEは——
「人と話す時間の方が多い仕事」なんです。


■ コードを書く時間より、“人と調整する時間”が長い

特に「要件定義」や「設計」といった上流工程を担当するSEは、社内外の関係者との会話・調整・資料作成が仕事の7~8割。
コードはプログラマーが書くことが多く、SEは“橋渡し役”や“通訳”のような立場です。

「相手の言いたいことを汲み取って、形にする」
そんな“対話力”や“理解力”こそ、SEに求められる資質のひとつです。


■ 文系SE、めちゃくちゃいます

SE=理系出身、というのも完全に誤解。
今や文系SEは珍しくありません。

現場で活躍している人に多いのは、

  • 英語や日本語など言語を扱う学部出身で「言語的センス」がある人

  • 哲学や経済を学んできた「論理的思考が得意」な人

  • 人文系だけど「ガジェットやネットが好き」な人

ITのスキルは入社後でも身につけられますが、コミュニケーション力や論理力は、学部問わず活きる武器になります。


■ プログラミングできないとSEになれない?

これもよくある勘違いですが、「コードが完璧に書けなくてもSEにはなれる」が答え。

ただし、「コードを全く読めない」状態では困ります。
なぜなら設計やテスト、トラブル対応には最低限の理解が必要だから。

例えるなら、「料理は作れないけどレシピは読める」くらいのレベル感があると安心です。


■ なんとなく“将来性ありそう”で選ぶと、危険

「ITは需要がある」→事実です。
でも、“向いてない人”が無理しても続きません。

  • 技術を学び続けることに抵抗がないか

  • 変化の速い世界にストレスを感じないか

  • コミュニケーションや対話も嫌じゃないか

このあたりに少しでも不安があるなら、
「社内SE」「ITサポート」など別の道も視野に入れて選ぶべきです。


▼まとめ

SEは、“ひとり黙々とコードを書く仕事”じゃない。
むしろ、人と話し、課題を整理し、仕組みをつくる「対話型エンジニア」です。

文系でも、未経験でも、興味と学ぶ意志があれば飛び込める。
ただし、“なんとなくITっぽい”で入ると、ギャップにやられて辞める人も多い。
だからこそ、誤解を解いた上で進む価値がある職種です。

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