SEに向いてるのは、“技術力より〇〇力”がある人
「SEって、パソコン得意じゃないと無理ですよね?」
そんな声をよく聞きますが、実は“技術力だけ”では通用しないのがSEの世界。
向いているのは、「人と話すことができて」「わからないことをわかろうとする人」。
では、具体的に見ていきましょう。
■ 向いてる人
✅ 話をかみ砕いて説明できる人
クライアントや社内の依頼者の話は、ITの素人目線で語られることがほとんど。
「こういうことをやりたい」「なんとなく使いにくい」など、曖昧な要望を具体化し、チームに伝える翻訳力・通訳力が求められます。
✅ “なぜ?”を掘り下げられる人
エラーが出たら、「直す」だけでなく「なぜ起きたか」を突き止める。
その積み重ねで技術も伸びるし、根本解決につながる。
✅ 変化に抵抗がない人
SEの世界は日々進化します。
数年前の常識がすぐ陳腐化することも。
「変わるのが面倒」と感じる人より、“楽しめる人”の方が断然強い。
✅ チームで仕事ができる人
SEはチームプレイが前提。
要件定義、設計、実装、テスト、運用と、フェーズごとに役割が分かれているからこそ、報連相・協力体制が欠かせません。
■ 向いてない人
✖️ 人と話すのが極端に苦手な人
黙々と作業するイメージでSEを目指すと、ギャップにやられます。
特に上流工程では、ヒアリング・調整・プレゼンが必須。
✖️ “正解が決まってないと不安”な人
仕様も要望も、常に揺れ動くのがSEの現場。
「昨日までの要件が変わった」なんて当たり前。
“曖昧さと戦う覚悟”がないと疲弊します。
✖️ 勉強嫌いな人
正直、IT職は「一生勉強」です。
新しい技術・ツールが出てくるたびに、「キャッチアップして当たり前」の世界。
「入社してからずっと勉強?」と驚く人もいます。
▼まとめ
SEは「技術屋」じゃない。
「課題解決屋」「調整屋」「翻訳者」としての側面が強く、人間力がモノを言う仕事です。
向き・不向きは、専門知識の有無よりも、“姿勢”と“性格”で分かれる。
技術はあとからでも追いつける。けれど、他者との関係を面倒がるタイプは苦しいかもしれない。