「ITって華やかそう」は幻想。SEの現場は“泥くさくて地道”です
「SEってかっこいい」
「在宅ワークでスマートに仕事できそう」
そんなキラキラしたイメージを持ってる人、多いですよね。
でも現場の実態は、トラブル処理に追われ、調整に追われ、深夜にSlackが鳴る。
IT業界の現場は、スマートというより“修羅場力”が試される現場なのです。
■ 実際の業務は「地味で細かい」×「臨機応変」
・コードを書くよりも、設計書や資料の修正がメインの日も多い
・「エラーが出てるけど原因不明」→ログを何百行も追って調査
・テスト工程では、一つひとつの動作を延々確認・記録
華やかどころか、地味で地道な作業の連続です。
しかも正解がひとつではないぶん、「判断力」と「責任感」が常に求められる。
■ 調整・報告・根回しが9割、技術は1割?
「仕様変更をどう伝えるか」
「納期に間に合わない工程をどう分担するか」
「バグ報告を誰にどう伝えるか」
そんな“人とのやりとり”が仕事の大半。
技術がいくらできても、伝え方が拙いとプロジェクト全体が崩れる。
“技術者というよりプロジェクトマネージャーの卵”とも言えます。
■ 昼夜逆転、休日対応も珍しくない
・納期直前は、夜遅くまで残業や土日稼働もあり得る
・障害が発生すれば、休日だろうが深夜だろうが呼び出し対応
・運用保守の現場では、夜間作業やシフト勤務も日常茶飯事
もちろん、会社によってワークライフバランスが保たれている所も増えていますが、「IT=自由に働ける」は全職種に当てはまるわけではないので要注意です。
■ 「ギャップで辞めていく」人、かなり多いです
学生時代にちょっとHTMLをかじって「IT向いてるかも」と思っていた人。
「コードが嫌い」と気づくのは入社後、研修でJavaに苦戦してから。
現場では、配属された工程によって仕事内容が大きく変わるため、「こんな仕事やりたくなかった」というミスマッチも。
▼まとめ
SEの仕事は、地味で地道で、でも社会を支えている実感がある。
トラブル対応に追われる日々でも、「自分の手で仕組みを守っている」というやりがいは大きいです。
華やかさよりも、「どれだけ粘れるか」がモノを言う職種。
それを知った上で、本当にITが好きかどうか、自分に問いかけてみてください。